ミドリムシは葉緑体をもち,光合成を行って生活しています。 その点では「植物」といえます。 しかし一方で,ミドリムシはユーグレナ運動 (euglenoid movement) とよばれる,細胞を頻繁に変形する運動を行い,また鞭毛を用いて遊泳します。 ミドリムシはいわば植物でも動物でもない,不思議な生物です。
ミドリムシの動物的特徴は?
葉緑体を持ち、光合成をする原生動物です。 また長い鞭毛を持ち、それを左右に振って移動します。 平均的な身体の長さは0.03~0.5mm、幅は0.005~0.04mmで、種によって大きさはたいへん異なります。 ムービーでは目を凝らしていると鞭毛が動いているのがわかります。
ミドリムシはなぜ動くのか?
「すじりもじり」のミドリムシ ミドリムシの細胞表面には、らせん模様がついています。 細胞を包帯のように包むたくさんの帯がすべり運動をすることで、くねくねと動く、ミドリムシ独特の「すじりもじり運動」がおこります。
ボルボックス 植物 動物どっち?
〘名〙 (volvox) 緑藻植物ボルボックス科の淡水藻。 動物分類上は原生動物の一種として扱われる。
ミドリムシの動き方は?
すじりもじりちゃんのなかま、ミドリムシは、 鞭 べん 毛 もう をオールのように使って動きます。 また、体のかたちを変えながら、くねくねと動きます。 この動きをすじりもじり運動と言います。 動物のように動きますが、同時に葉緑体を持ち、植物として光合成を行うため、以前から「動物なの?